King of Textile. -木綿-
******************************************
【藍染の通販・販売 天然藍染工房ブルーワークス】
染場からお客様へ!オーガニックコットンを藍染した藍染製品の専門店です。
******************************************
仕事がら色々な天然繊維に出会います。
その中で世界中で最も生産され、多岐にわたり使用されている糸は綿です。
そのシェアは天然繊維の全生産量の約50%を占め、まさに布の王様と言えるでしょう。
クローゼットを開けてタグを見れば、驚くほど綿製品が多いことに気付きます。
丈夫で温かく、通気性に優れ一年中使える綿。
王様のクセに庶民的なにくいヤツなのです。
しかし、木綿が我々の生活に欠かせない『庶民の布』になったのは
江戸中期頃なのでせいぜい3~400年位の歴史です。
でも400年も防衛してるんですから立派なもんだぁ。
いつもお世話になっております。
さて、古より木綿・絹は大陸より伝わっていましたが、
それはとても高価な布で位の高い人のものでした。
ご先祖様が着ていたものは麻や藤のような草木の繊維を裂いて織った布
いわゆる『自然布』又は『原始布』と呼ばれるものでした。
(この自然布、現在はメチャクチャ高い!)
冬でも麻。雪国でも麻。これは寒いぃぃ。
戦乱の世が終わり、国が安定すると栽培に適した地方で綿花の栽培が始まり
丈夫で温かい綿は爆発的に庶民に普及しました。
客A「おぉ、こりゃ温かくていいなぁ~」
客B「しかも丈夫だべ。経済的だべ。」
しかし庶民の生活は今回の不況よりまだまだ厳しく、年貢もたいへん。
客B 「オラもっと丈夫なのが欲しい。仕事でも使えてオサレなヤツが。」
呉服屋「へい。いつの世でもお客様のニーズにお答えするのが我々アパレル業の仕事
でございます。旦那ぁ、この藍染はいかがでしょうか?きっと粋に見えますぜ。」
客A 「ほぅ…こりゃいい色だな。」
呉服屋「さすがお客さん、目が肥えてらぁ。藍染ってのは染めると糸は2倍、生地は1.5倍
強くなりますぜ。しかも抗菌作用のおまけ付き!野良仕事で汗かいても匂わない
ってぇ優れもん。買わなきゃソンソン。
なぁ~にボロくなったら染め直して何年も着ればいいってもんよ。」
綿の普及に伴い多くの紺屋(藍染屋)も開業しました。町内に一軒ってくらい。
それは他の草木染めと違い、藍は綿との相性がよく、気持ちよく染まったからと
考えられます。
庶民の布ー綿。庶民の染料ー藍。
いまでは随分出世しちまったなぁ~。
【余談】この時代、日本人が皆こぞって藍染を着ているのを見た外国人は
「なんて紺色が好きな民族なんだ。なんて綺麗な紺色なんだ。これは日本の色
Japan Blueと呼ぼう。」藍染をindigoと呼ばずJapan Blueと呼ぶ由縁である。
↓ 応援のクリックをお願いします ↓
にほんブログ村
【藍染の通販・販売 天然藍染工房ブルーワークス】
染場からお客様へ!オーガニックコットンを藍染した藍染製品の専門店です。
******************************************
仕事がら色々な天然繊維に出会います。
その中で世界中で最も生産され、多岐にわたり使用されている糸は綿です。
そのシェアは天然繊維の全生産量の約50%を占め、まさに布の王様と言えるでしょう。
クローゼットを開けてタグを見れば、驚くほど綿製品が多いことに気付きます。
丈夫で温かく、通気性に優れ一年中使える綿。
王様のクセに庶民的なにくいヤツなのです。
しかし、木綿が我々の生活に欠かせない『庶民の布』になったのは
江戸中期頃なのでせいぜい3~400年位の歴史です。
でも400年も防衛してるんですから立派なもんだぁ。
いつもお世話になっております。
さて、古より木綿・絹は大陸より伝わっていましたが、
それはとても高価な布で位の高い人のものでした。
ご先祖様が着ていたものは麻や藤のような草木の繊維を裂いて織った布
いわゆる『自然布』又は『原始布』と呼ばれるものでした。
(この自然布、現在はメチャクチャ高い!)
冬でも麻。雪国でも麻。これは寒いぃぃ。
戦乱の世が終わり、国が安定すると栽培に適した地方で綿花の栽培が始まり
丈夫で温かい綿は爆発的に庶民に普及しました。
客A「おぉ、こりゃ温かくていいなぁ~」
客B「しかも丈夫だべ。経済的だべ。」
しかし庶民の生活は今回の不況よりまだまだ厳しく、年貢もたいへん。
客B 「オラもっと丈夫なのが欲しい。仕事でも使えてオサレなヤツが。」
呉服屋「へい。いつの世でもお客様のニーズにお答えするのが我々アパレル業の仕事
でございます。旦那ぁ、この藍染はいかがでしょうか?きっと粋に見えますぜ。」
客A 「ほぅ…こりゃいい色だな。」
呉服屋「さすがお客さん、目が肥えてらぁ。藍染ってのは染めると糸は2倍、生地は1.5倍
強くなりますぜ。しかも抗菌作用のおまけ付き!野良仕事で汗かいても匂わない
ってぇ優れもん。買わなきゃソンソン。
なぁ~にボロくなったら染め直して何年も着ればいいってもんよ。」
綿の普及に伴い多くの紺屋(藍染屋)も開業しました。町内に一軒ってくらい。
それは他の草木染めと違い、藍は綿との相性がよく、気持ちよく染まったからと
考えられます。
庶民の布ー綿。庶民の染料ー藍。
いまでは随分出世しちまったなぁ~。
【余談】この時代、日本人が皆こぞって藍染を着ているのを見た外国人は
「なんて紺色が好きな民族なんだ。なんて綺麗な紺色なんだ。これは日本の色
Japan Blueと呼ぼう。」藍染をindigoと呼ばずJapan Blueと呼ぶ由縁である。
↓ 応援のクリックをお願いします ↓
にほんブログ村
by blueworksjonnobi
| 2009-10-27 19:55
| 生地の話
天然藍染工房blue-works のブログです。
by blueworksjonnobi
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
Official Homepage
【天然藍染工房ブルーワークス】
藍染の通信販売。
オーガニックコットンを藍染した藍染製品の専門店です。
◆◆◆ N E W S ◆◆◆
【カフェ休業のお知らせ】
カフェ・ギャラリーは只今
長期休業しております。
お間違えの無いよう
何卒宜しくお願いします。
【藍染体験のご案内】
天然藍を体験してみたい方や
染めて欲しい布や糸がある方は
お問い合わせ下さい。
℡048-984-7433
◆◆◆ L I N K ◆◆◆
【つれづれ雑記帳】
版画家/イラストレーター
野見山 響子さんのblog
兎とか羊とか旅してます。
【新!泥声人語】
陶芸家/アートディレクター
出町 光識さんのblog
art! art! art!
陶芸家というより、美術家。
【cafe furacoco】
野田にある古民家カフェ。
本当に食べたい飯が
ここにはありました。
【Daisuke Nakagawa】
フョトグラファー
中川大祐さんのblog
ヤツの写真はエロ切ない。
【TANGIERS CAFE】
草加のお洒落cafe&bar
男臭くて好きだなぁ。
【 OPUS 】
Handmade shoes
靴作家
井竹宏幸さんのblog
ここぞって時に履きたい靴。
【 himecov 】
料理人
清水 愛さんのblog
心あるケータリング。
響くわ。
【江州屋メモ】
昭和2年築のゆらゆら
ガラスの商店には鍛鉄作家
加成幸男さんの鍛鉄作品
が並んでます。
【着物の葛籠】
着物スタイリスト
鳴海 彩詠さんのblog
【RIKA ARAI designs 】
デザイナー/パタンナー
荒井リカさんのblog
ワールドワイドな作家。
【あの扉開くまで。行くのだ。】
木製の椅子
Vo/シマダユリカ
G/松澤雅城のblog
お前らカッコ良すぎ!!!
カテゴリ
全体藍染の話
カフェの話
古民家の話
生地の話
おもしろき人々
日々のこと
映画の話
以前の記事
2011年 11月2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
最新のトラックバック
タグ
天然藍染め(72)灰汁醗酵建て(44)
オーガニックコットン(33)
古民家カフェ(30)
古民家ギャラリー(26)
作家さん(23)
古民家(17)
移築再生(11)
民芸(10)
スペシャリティ・コーヒー(5)
自然布(5)
映画(5)
紺屋(5)
すくも(4)
チーズケーキ(4)
絹(4)
芭蕉布(2)
絹紡糸(2)
ブルーフレーム(1)
アラジン(1)