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麻について少々。その2

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しっかし暑ちぃ~な。

まったくもって暑ちぃ~。 もう「暑い」じゃなくて「熱い」。

ここまでくると、もう麻ウンヌンじゃないかもしれないが、高温多湿な日本の夏

やっぱ麻を着よ~や。麻を。汗も早く乾くからさ。



実は日本人はさ。麻の民族なんだわ。

いや厳密に言うと、人類にとって最初の繊維は麻などの自然布なんだわ。(多分)

日本人にとって麻は、綿や絹に比べ、はるかに身近で長い歴史があり、古代から苧麻(カラムシ)や

大麻(おおあさ)を績(う)んで麻布として生きてきた。

高温多湿な我が国の気候では、清涼感を求め、麻織物が発達したのも摂理だろう。



日本には、素材問わず様々な素晴らしい織物の文化が存在するが

とりわけ、世界でも群の抜いているのが麻の手織りモノだろう。

世界一美しい、上等な、麻の手織布の文化が日本にはある。



等な麻の。 それが上布だ!

多分、俺が一生手にすることが叶わないであろう布だ!

越後上布、小千谷縮布、宮古上布・・・などなど上布と名前が付くものは

ニセモノでない限り、国産苧麻(カラムシ)の手績み手織りの麻織物でる。

(上布については、藍染と深い関わりがあるので別の機会にしっかり書きたいと思います。)
c0182784_17574275.jpg

【越後上布・小千谷縮 雪晒し】

もちろん、上布を服に仕立てるという、お茶目な事は在り得ないが

世界に誇る、麻民族ならば灼熱の夏、ドシドシ麻を着てゆこうではないか。


【追記】

俺の工房(兼住居)は、上越にあった古民家の移築なんだが

もしかすると冬の間、ここで縮布や越後上布を織っていたのかもしれない。

なんてニヤニヤ考えていると、全く仕事が進みません。


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by blueworksjonnobi | 2011-08-11 18:00 | 生地の話

麻について少々。その1

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ここ数日は連日の猛暑日。

これでもかって位、アスファルトが灼熱で熊谷も越谷も変わんねぇっての!

肉球に注意して下さい。



何かと節電が叫ばれるこの夏。皆さんの暑さ対策はどうですか?

江戸に見習えって事で、水打ちなど注目を集めましたが

なんかのニュースでやってたんですケド、現在の都市構造では

湿度が上がってむしろ熱く感じるらしいですよ。。。

って科学的データを出されてもね。


そこは気持ちだろ!


また、なにかと注目のサマータイム。

大きな工場さんなどでは効果があるらしいのですが

これまた落とし穴があるようで、早く仕事を終えて帰宅。

結局、各家庭の消費電力が上がりベットタウンでの電力不足は解消されないそうです。

そもそも節電キャンペーンもなにやら裏事情があるようで。。。


もう何がなんだか。


さてさて。またまた前置きが長くなってしまいましたが、麻ですよ麻。

日本の夏には、麻と蚊取り線香と昔から相場が決まってるってもんよ。

都市構造変われど、人間構造はたいして変わってねぇってことさ。

麻の衣は、なんてったって通気性。

これに勝る夏の繊維は見当たらないね。

もちろんデータを取るなんて野暮なことはしないぜ!

なんとなく涼しそうだろ?


そこは気持ちだろ?


まぁ、クローザットに麻の衣類があるならで是非ともクールビズと称して

通勤でも着用してみてくれ。きっと気持ちが涼しいし何より

ちょっとカッコイイだろ?


麻について書こうと思ったんだが、くだらない話で長くなったので次回にするわ。

ちょっとだけ言うと、普段、俺達が着ている麻はリネン(亜麻)。

に対して元々、日本の麻は苧麻(カラムシ)や大麻(おおあさ)。

オオアサは、あの大麻だ!


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by blueworksjonnobi | 2011-08-09 02:00 | 生地の話

その者、青き衣をまといて。

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その者、青き衣をまといて金色の野に降りたつべし。
失われし大地との絆をむすび、ついに人びとを青き清浄の地に導かん。


そう。【風の谷のナウシカ】に出てくる伝説の言葉。
『 青き衣 』 とは藍の衣である。c0182784_16582054.jpg


…と解釈しているのは俺だけ
だけど、そう考えるとなんと
力湧く伝説であろうか。


時代は今より
約2000年も先の話-。

そんな先の未来に藍染めは
生きているのか?

いや、5000年前のミラミッド
から藍の布が発掘されている
のだからきっと大丈夫だな。
うん。やっぱり藍の衣だ。



と。まったくもって阿呆なことを考えてみる。
たかが染め物、されど染め物。阿呆なことは、どんどん考えてみよう。


『失われし大地との絆をむすび、ついに人びとを青き清浄の地に導かん。』

自然の恩恵と共に生きてきたハズの我々は、いつしかそんなモノは置いてきてしまった。
失われた神々との共生、失われた人と人との結(ゆい)。

藍の精神が、大事な何かを思い出させ、
もう一度、我々の心を豊かに、清らかにしてくれるのかもしれない。

たかが布っぺら、されど布っぺら。少々脳ミソが溶けてきた事は否定できない。

c0182784_1782534.jpg
84年公開
【風の谷のナウシカ】

81年放送
【北の国から】

もう…

30年も前から。。。








この2作品はやはり外せないのですよ。出町さん。
少々blogを盗みましたがご了承下さい。

いやいや盗みましたよ。あなたの心です!!

ププ~。
あっはっはっは!!

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by blueworksjonnobi | 2010-02-21 17:17 | 日々のこと

祈りの布 -原始布-

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遥か古より、我々の祖先は樹皮や草皮を裂き糸を績(う)んで布を織ってきた。
保温性は無くザラザラと肌触りの悪い布であった。

しかし-

その布は、人々が祈りを捧げた神々の宿る布であった。

その昔-

生きてゆくことさえ困難な時代。
自然の恩恵と共に生きる人々は、自然界を愛し敬った。

万物全てに精霊が宿っていた。

生きる為の殺生は、神々の「いのち」を奪う行為であったため、
その許しを請うために人々は祈ったのだ。

世界中の先住民は、空に、星に、太陽に、すべてに祈ったのだ。

我々の住む東の果てでも、祈った。

北では、アイヌの人々がオヒョウに、
本土では和の人々が藤やシナに、
南では琉球の人々が芭蕉に、

祈りを捧げ、自然を敬い、魂の布を織った。
c0182784_2075615.jpg

【オヒョウ樹皮衣 アットゥシ】


いつの頃か、我々は祈るのを止めた。
祈っても意味が無かったのか、祈ることに疲れたのか。

とにかく、いつの頃か、我々は祈るのを止めたのだ。

祈るのを止めた人々は

自然を敬い共生する人々を土人と呼んで差別した。軽蔑した。

東の果てで起きた決して消えぬ恥ずべき姿である。


今となっては魂の布は、微かに息をしているだけだ。

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by blueworksjonnobi | 2010-01-14 20:12 | 生地の話

King of Textile. -木綿-

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仕事がら色々な天然繊維に出会います。
その中で世界中で最も生産され、多岐にわたり使用されている糸は綿です。
そのシェアは天然繊維の全生産量の約50%を占め、まさに布の王様と言えるでしょう。
クローゼットを開けてタグを見れば、驚くほど綿製品が多いことに気付きます。
丈夫で温かく、通気性に優れ一年中使える綿。
王様のクセに庶民的なにくいヤツなのです。

c0182784_19524042.jpg

しかし、木綿が我々の生活に欠かせない『庶民の布』になったのは
江戸中期頃なのでせいぜい3~400年位の歴史です。
でも400年も防衛してるんですから立派なもんだぁ。
いつもお世話になっております。

さて、古より木綿・絹は大陸より伝わっていましたが、
それはとても高価な布で位の高い人のものでした。
ご先祖様が着ていたものは麻や藤のような草木の繊維を裂いて織った布
いわゆる『自然布』又は『原始布』と呼ばれるものでした。
(この自然布、現在はメチャクチャ高い!)
冬でも麻。雪国でも麻。これは寒いぃぃ。

戦乱の世が終わり、国が安定すると栽培に適した地方で綿花の栽培が始まり
丈夫で温かい綿は爆発的に庶民に普及しました。

客A「おぉ、こりゃ温かくていいなぁ~」
客B「しかも丈夫だべ。経済的だべ。」

しかし庶民の生活は今回の不況よりまだまだ厳しく、年貢もたいへん。

客B  「オラもっと丈夫なのが欲しい。仕事でも使えてオサレなヤツが。」
呉服屋「へい。いつの世でもお客様のニーズにお答えするのが我々アパレル業の仕事
     でございます。旦那ぁ、この藍染はいかがでしょうか?きっと粋に見えますぜ。」
客A  「ほぅ…こりゃいい色だな。」
呉服屋「さすがお客さん、目が肥えてらぁ。藍染ってのは染めると糸は2倍、生地は1.5倍
     強くなりますぜ。しかも抗菌作用のおまけ付き!野良仕事で汗かいても匂わない
     ってぇ優れもん。買わなきゃソンソン。
     なぁ~にボロくなったら染め直して何年も着ればいいってもんよ。」

綿の普及に伴い多くの紺屋(藍染屋)も開業しました。町内に一軒ってくらい。
それは他の草木染めと違い、藍は綿との相性がよく、気持ちよく染まったからと
考えられます。
庶民の布ー綿。庶民の染料ー藍。
いまでは随分出世しちまったなぁ~。

【余談】この時代、日本人が皆こぞって藍染を着ているのを見た外国人は
     「なんて紺色が好きな民族なんだ。なんて綺麗な紺色なんだ。これは日本の色
     Japan Blueと呼ぼう。」藍染をindigoと呼ばずJapan Blueと呼ぶ由縁である。

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by blueworksjonnobi | 2009-10-27 19:55 | 生地の話


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