タグ:灰汁醗酵建て ( 44 ) タグの人気記事

手の仕事にぁ~かなわんよ。

******************************************
【藍染の通販・販売 天然藍染工房ブルーワークス】
染場からお客様へ!オーガニックコットンを藍染した藍染製品の専門店です。
******************************************

藍は普段着である。

うむ。これは忘れてはいけない藍染めの基本。
ここを間違えちゃいけないよね。

大げさに言えばさ、天然藍のポテンシャルが一番発揮されるのは
肌に触れるインナー類だと思うよ。

アトピーに良いとか、血行が良くなるとか、ウサンクサイのはどうでもよくて、
なんてったって、雑菌が増えないってトコが一番の特性だよね。

昔の人は、経験からそんな事知っていたし、そう伝わる(伝承)って
だいたい今の学者さんによって証明されてんだよね。

う~む。。。

やっぱ…そろそろ動くべきだなぁ。
作るからにぁ~中途半端なモンは出せませんな。

後染めの藍染め商品は… …つあらんなあ~。

やっぱ。
糸を染め、編みたてなきゃならんわなぁ~。

糸を染めて、編む。
うむ。…またまたゼロからのスタートだな。

段取り、打ち合わせ、出張等の大変な時間とエネルギーが必要なんだけど
道無き道は楽しいし、ソコはね。今後の為にも乗り越えなきゃね。

最先端の技術(編み機)と
最末端の技術(藍染め)でぶつかりましょう!!!

屁のつっぱりはいらんですよ!!

なんてSHIMA SEIKIさんで熱っぽく語っている今日この頃。
【SHIMA SEIKI】

三宅島の方から絹糸の染色を頼まれました。
聞くと、三宅島で作られていた三宅紬という糸。
(失礼ながら三宅島でそのような糸があるとは知りませんでした。)

糸の生産はだいぶ昔に廃れたそうですが、真綿の状態で残っていて
島の女性によって細々を織られていたようです。

その糸が素晴らしかった!!

c0182784_12524839.jpg


量産を考えている今だからこそ、こういう糸に触れることができてよかった。

亡き母に教わった機織りを続けたいというその気持ち。
人の手から生み出される素朴な風合いの糸。

染色工芸の基本はこういう仕事であることを忘れてはいけないね。

脱帽です。

応援のクリックをお願いします ↓
にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村
↓ すんません。こちらもお願いします ↓
人気ブログランキングへ
[PR]
by blueworksjonnobi | 2010-07-11 12:40 | 藍染の話

今一度、日本を洗濯いたし申し候

******************************************
【藍染の通販・販売 天然藍染工房ブルーワークス】
染場からお客様へ!オーガニックコットンを藍染した藍染製品の専門店です。
******************************************

いやぁ~いい天気ですよ。 初夏ですよ初夏。

なんか…もうね。
全くもって意味無く浮かれませんか? ねぇ?

5月のblogの更新が1回ですか。うむ。 ( いやいや。うむ。じゃねぇだろ…。 )

5月はね。
GWとか誕生日とか、なんか色々と心も体もフワフワしていて
ナッカナカ前に進めなかったですよ。

だってさ。人間だもの。
ぶはぁはっは。この言葉凄く便利ですね。なんにでも使えますね。

しかししかし
もう6月?? ぇえっ??
って感じで、そろそろエンジンも温まってきたんでね。

ぼちぼち行きますか?

今一度ね。日本を洗濯しときますか?

ぶふぅ~。あっはっは。

全く全く口だけは大したモンですよ。はい。


いやいやしかしね。
ふざけているよ~で、俺なりに本気なんですよ。

とにもかくにも

糸。 糸。 糸。
c0182784_1274357.jpg

糸のことばっかりですよ。

髪の毛ほどの絹の糸。

コイツがもうすぐ織りあがってきます。

この生地で

世界の藍染め屋でもやりますかいのう!!!

あっはっはっは。

俺も32歳になったぜよ!!

でさでさ。まぁ。とりあえず髪も切りましたよ。

ええ。 テスト勉強の前に部屋掃除するタイプですよ。
写真とか出てきた日にゃもう終了ですよ。

応援のクリックをお願いします ↓
にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村
↓ すんません。こちらもお願いします ↓
人気ブログランキングへ
[PR]
by blueworksjonnobi | 2010-06-06 12:17 | 藍染の話

【CASH FROM ECO】

******************************************
【藍染の通販・販売 天然藍染工房ブルーワークス】
染場からお客様へ!オーガニックコットンを藍染した藍染製品の専門店です。
******************************************

【CASH FROM CHAOS】 ~ 混乱した状態が産んだカネ ~

イギリスの70年代のパンクバンド、セックス・ピストルズのメンバーが着ていたTシャツ。
マルコムマクラーレンが映画、ロックンロールスウィンドル内で着用。

マルコム・マクラーレンは店に集まる若者や店員にバンドを結成させセックス・ピストルズを
世に送り出しました。自身はマネージャーに徹し、数々のスキャンダルを仕掛けることで
セックス・ピストルズは大成します。

「CASH FROM CHAOS」はその状態。
マルコムの戦略などで「お騒がせ野郎」のイメージが浸透したピストルズは
センセーショナルな存在となり、それがセールスにつながったという皮肉。

【CASH FROM ECO】 by ideology & blue-works

c0182784_2362510.jpg

c0182784_2454249.jpg
【quality】
綿100% 天然藍灰汁醗酵建て
30着限定販売
ナンバリング有

※商品のお問い合わせは
ideologyオフィシャルHPへ


応援のクリックをお願いします ↓
にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村
↓ すんません。こちらもお願いします ↓
人気ブログランキングへ
[PR]
by blueworksjonnobi | 2010-04-29 02:58 | 藍染の話

アホでも分かる藍染講座④

******************************************
【藍染の通販・販売 天然藍染工房ブルーワークス】
染場からお客様へ!オーガニックコットンを藍染した藍染製品の専門店です。
******************************************

ご無沙汰しております。
桜も散り、雪が降りましたね。うん。おかしいですね。

これは… 農作物を生業にしている人はきっと困るんじゃないでしょうか?

本日④時間目は最初のインジコ 【すくも】 についてですが
すくも作りも丁度今頃に種を蒔きますので心配ですね。

さてさて。何度も言いますが藍染とは

葉に含まれる色素インジカンを様々な化学変化を経て
最終的に糸・布に色素インジコという状態で安定させる。

ということです。
実はこの葉に含まれる色素インジカンは水に溶けます。

水に溶ける…??

…ってことは染められるじゃん!!

そうなんですよ。溶けるんです染まるんです!!

この特性を生かしたのがご存知、藍の生葉染めです。
葉と布をゴシゴシ揉んだり、葉を水に浸して色素が溶け出した時に染色します。
最も原始的で藍染のルーツはこの生葉染めと考えられます。
お客様と話していると、藍の生葉染めをしたことがある人が結構いるのに驚きます。

この藍の生葉染め、私にとってかなり可能性を秘めた染色法ではないかと興味深深です。
なぜなら絹やウール系の動物性繊維の素材を痛めず、堅牢で薄い色を出せると思うからです。

カシミヤ、アルパカ、ウール、正絹。動物性の繊維を堅牢で薄く光沢のある水色に染める。
これこそが多くの紺屋の目標なのではないだろうか?
(この辺の話は長くなりそうなので別の機会に書かせて頂きます。)

でもね…。
前述したように葉に含まれる色素は、ほんのチョビットのハナクソヤローなんですよ。
しかも葉が茂っている時期、その場でしか染色できない上、濃い色は出せないときたもんだ。

ハナクソ程の色素じゃ仕事になんねぇーよ!!

って先人が言ったかどうか知りませんが、多分仕事にならなかったんでしょうね。はい。
だからね。沢山の葉をギュ~…っと濃縮できねぇかと知恵を絞ったんですね。
ここがスゴイ所ですね。化学変化や菌という概念がない時代に経験と勘で
なんなく乗り越えるわけですから。

葉を刈ると水溶性の色素インジカンは酵素の働きで見る見る不溶性のインジコに変わります。
乾燥した葉は真っ青になり、この時点で不溶性のインジコですから染色できません。
一旦インジコに安定してしまえば、建てて(還元して)いつでも染色できますし
何より出荷できるのです。

しかしそのままでは大変な量の乾燥葉ですので、約100日間醗酵させ堆肥状に
ギュ~…と濃縮させます。そうして出来上がったもの。
つまり、タデの乾燥葉を堆肥状にしたものを 【すくも】 といいます。

言い換えれば 【すくも】 とは少ない色素をギュ~…と濃縮させて、
いつでもどこでも染色できる状態にした堆肥状のタデの葉ということです。
c0182784_1436626.jpg

【藍を切り返し醗酵させる播磨藍・村井さん】
※私がお世話になっている藍師さんですが、染色α2005.6の掲載写真ですので
 問題があれば削除いたします。

約一年を費やして栽培から醗酵、そして 【すくも】 までの工程を製藍といい
製藍を生業にする人を藍師 (あいし) といいます。

基本的に藍師が 【すくも】 を作り紺屋が染色するという分業なのです。

この 【すくも】 の製藍技術と醗酵建ての技術があれば、いつでもどこでも
藍染ができるようになったのです。

そして時は江戸中期。各藩の奨励もあり木綿が爆発的に庶民に浸透してゆきます。
綿や麻等の植物性繊維と醗酵建ての藍は、堅牢性も染色条件も相性がとてもよっかのです。
(他の草木染めは絹やウール等の動物性の繊維と相性が良い。)

木綿の普及製藍技術醗酵建技術、この3つが見事に噛み合った事によって
Jaan Blueと言われる程に日本人の日常生活にとって、不可欠な染め物となっていったのです。


江戸時代。

それは藍染のみならず染織工芸、いや全ての伝統工芸が切磋琢磨し絶頂を迎えた時代でした。
まさに手仕事の黄金時代と言えるではないでしょうか。

※独学ですので、間違った表現や訂正すべき箇所はご連絡下さい。

応援のクリックをお願いします ↓
にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村
↓ すんません。こちらもお願いします ↓
人気ブログランキングへ
[PR]
by blueworksjonnobi | 2010-04-18 15:08 | 藍染の話

アホでも分かる藍染講座③

******************************************
【藍染の通販・販売 天然藍染工房ブルーワークス】
染場からお客様へ!オーガニックコットンを藍染した藍染製品の専門店です。
******************************************

③時間目。前回の続きです。
実は前回書いた文章が長すぎて二回に分けたのでした。
だってblog長いと読むのメンドクサイじゃん?

って今回も長くなっちまったよ。

ではでは。
この葉に含まれるインジカンという色素が葉から布まで、一体全体どんな姿に
化学変化して不溶性のインジコで安定するのか、でしたね。

前回のblogもう一回読んでください。そうすればなんとなく繋がります。


え~…まぁ…ざっと書くとこうなります。


インドール → インジカン → インドキシル → インジコ → ロイコインジコ(化合物) → インジコ ( 葉 )     ( 葉 )     ( 葉 )   (すくも、沈殿藍)  (染色・酸化)     (糸・布)

(溶ける) → (溶ける) → (溶ける) → (溶けない) → (アルカリ下で溶ける) → (溶けない)


……zzzZZZ zzzZZZ......zzz

が…頑張ろぅよ。 まだ③時間目だよ。

こ…この上記の化学変化、インドールをインジコへ誘導することをインドール誘導体といい
か…還元して生成・酸化して元に戻るものをロイコ化合物といいます。

もう…何がなんだか…。

ってアホでも分るんじゃなかったんかぃっ!!
いつも参考にさせて頂いている『【染太郎の口伝書】北澤沢勇二 著』によれば、
この最初の色素、インドールは糞便にも含まれているそうで、藍独特の醗酵臭は
そのためだそうです。

小生が、『藍甕は肥溜めみたいなもんです。』とか『このクソヤロー!』
と叫んだのもあながち間違っちゃいないのでした。

さてさて。

この上記の化学変化を灰汁醗酵建ての場合、
藍菌とアルカリ(灰汁・石灰)と空気でコントロールします。
とくに、藍菌は菌ですので、居心地のよい温度、アルカリ度 (ph) にして機嫌をとってやり
酒やふすま (地域によって変わる) などの栄養も必要とします。
また藍菌も疲れますので、一日に染められる量に限りがあり量産は絶対にできません。

よく、【藍は生きている】と表現されるのは、このためですね。
c0182784_15443753.jpg

灰汁醗酵建ての天然藍染は、草や灰に含まれる多くの不純物が、
素朴で深みのある紺を出してくれます。
染色堅牢度(強さ)が他の草木染めに比べ群を抜いて高くそして何より環境循環型染料です。

化学薬品を一切つかわず染色ができ、空気により発色するので媒染剤も必要としません。
草木染が環境や身体に良いと言われますが、多くの草木染は媒染剤で発色させていることを
覚えておいて下さい。市販されている媒染剤は下水には流せません。

色素を使いきった草(スクモ)は酒やふすま等の色々な栄養も含んだ腐葉土になっていますので
畑の肥やしとして土の還ってゆくのです。

また、灰汁は硬い木の灰から作りますが、灰汁を取りきった灰は陶芸家の釉薬として
再利用されるのです。我がblue-works工房では益子の鹿丸さんから灰を頂いています。
クドや囲炉裏の生活もしてませんし、薪で焼く陶芸家も殆どいませんので灰の入手が
困難なのです。

灰汁醗酵建て。
今ではそれ自体が商品価値になっていますが、ほんの120~30年前までは
当たり前で、全ての藍染めが国産のスクモの灰汁醗酵建てだったのです。
草木染めだって自然界の物質で媒染していたのです。

当たり前の事が当たり前でなくなって長い時間が経ってしまったので、忘れてしまったのです。

昔の生活に戻ることなんて絶対不可能ですが、(私自身そんな生活はしてませんし。)

知らないのと、知っているのはエライ違いなのです。
これは衣食住全てにおいて言えることなのです。

開国して失っモノも沢山あるぜよ?坂本さん。


次回は最初のインジコ、【すくも】についてです。

※独学ですので、間違った表現や訂正すべき箇所はご連絡下さい。

応援のクリックをお願いします ↓
にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村
↓ すんません。こちらもお願いします ↓
人気ブログランキングへ
[PR]
by blueworksjonnobi | 2010-04-04 15:56 | 藍染の話

アホでも分かる藍染講座②

******************************************
【藍染の通販・販売 天然藍染工房ブルーワークス】
染場からお客様へ!オーガニックコットンを藍染した藍染製品の専門店です。
******************************************

おはようございます。いい天気ですね。

さて。二時間目でございます。

え~… 

前回の復習をしますと、

藍染とは 様々な化学変化を経て、インジコという色素で安定させる でしたね。はい。


…大丈夫ですか?
…忘れてましたね?


今日はですね。
様々な化学変化を経てとは何ぞやというお話です。
なぜ化学変化をしなくてはいけないのか? ということですね。

もうね。
化学変化って聞くだけで眠くなっちゃうんでね、結論から言いいますよ。

インジコ色素が水に溶けないからです。
はいコレ超重要です。

この【インジコ】という誰もが耳にする色素。
コイツがなかなかメンドクサイ奴で、水に溶けないんですよ。
この特性が色移りせず、堅牢な生地を生み、最終的に大いに活躍してくれるんですが、
その前に染められないんですよ。はっはっは。
染料じゃなくて顔料ってやつですね。基本的に。溶けないから。

じゃあどうやって染めるんかい!!

って話になるんですが、ここでやっと様々な化学変化ですわ。

染められるように (水に溶けるように) 化学変化させてやるんですわ。
ソレを建てると言います。
はいキタこれまた超重要です。テストに出ます。

灰汁と藍菌の醗酵で建てるので  灰汁醗酵建て
化学薬品で建てるので        化学建て

となるのです。

色素が (インジコが) 水に溶ける状態 (建った状態) で染める。

でもね。。。
糸・布にインジコが水に溶ける状態でいたら、洗った時に落ちたり色移りしちゃいますよね?

だったら水に溶けない状態に戻したらんかいっ!!

って事になりまして、これが実にウマイ事できていて空気に触れて (酸化して) 発色し
不溶性のインジコに戻るわけですよ。

まとめると。

不溶性の色素インジコを

水溶性の染められる状態に化学変化させて( 還元させて ) 染める。

&酸素とくっついて ( 酸化して ) 不溶性の色素インジコに戻る。


つまり私達が見ている青く染まっている糸・布は不溶性のインジコでありまして、
色移りしない堅牢な生地なんですね。う~む。エライ!!
c0182784_15405945.jpg

 ↑ このパンツは私が実験的に洗濯機で普通の洗剤で洗濯したパンツです。
   撮影当時は多分、5年くらいたっていたと思いますが、染めていない部分に藍が
   移染はしていません。摩擦により色はあせていきますが、移染は理論上ありえないのです。
   染めたての時は他の衣類に【乗っかる】ることもありますが、洗えば落ちます。

まさに自然界で巻き起こる菌と化学変化のアドベンチャー。
なぜこんな事を思いついたのか、どうやってここに辿り着いたのか、
知れば知る程、噛めば噛む程、先人の知恵に脱帽するばかりなのです。

次回はもう少し詳しく、専門的に色素がどのように変化してゆくか?
をお話したいと思います。

藍染って本当にいいもんですね。
さよなら。さよなら。さよなら。

※独学ですので、間違った表現や訂正すべき箇所はご連絡下さい。

応援のクリックをお願いします ↓
にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村
↓ すんません。こちらもお願いします ↓
人気ブログランキングへ
[PR]
by blueworksjonnobi | 2010-04-01 16:06 | 藍染の話

アホでも分かる藍染講座①

******************************************
【藍染の通販・販売 天然藍染工房ブルーワークス】
染場からお客様へ!オーガニックコットンを藍染した藍染製品の専門店です。
******************************************

三寒四温。
甕の温度管理がメンドクサイ…じゃなくて
少しづつ春の匂いを感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
少々、荒っぽい題名になりましたが、ご了承下さい。

社会に出た頃。
カッコイイ横文字は使わなくていいから、アホでも分かる企画書を書きなさい。
できれば猿でも分かる企画書にしなさい。良い企画書とはそういうもんです。
と、口をすっぱくして言われた名残です。
猿以下の小生には無理難題であったのは言うまでもありません。

ここ数日、久々に藍菌のヤローに完全に踊らされております。
Mっ気がない小生にとっては頭にくるだけでちっとも嬉しくなく、甕に向かって
『このクソヤロー!!!』と世界の中心で藍を叫んでもやっぱり何も返ってこないのです。

さて。藍が寝たと書きました。

いい機会なので、たまには染色家らしいクソ真面目な話を、藍染色の
メカニズムや藍染業界の裏側を数回に渡って書こうと思っております。

ちっくと眠~い話になすきぃ、覚悟しておいてつかぁさい。
c0182784_18325530.jpg

【藍染め】とはどういうものか? を超ざっくり説明しますと

葉に含まれる色素インジカンを

様々な化学変化を経て

最終的に糸・布に色素インジコという状態で安定させる


ということです。これが大まかな基本です。
どんな藍染もこの一連の流れなのですが、それを

自然界の恩恵による作用(藍菌の醗酵による還元作用)で行うか
てっとり早く化学的に人工的な作用(ハイドロ、亜鉛末等の還元剤)で行うか


によって大きく仕事の内容が変わってくるのです。
私としては商品の価値そのものが大いに変わると思います。

それでも葉から抽出した色素なので、両者とも天然藍、正藍、本藍と称されます。
この辺が大変大きな誤解と疑問が残る所ですね。

さらに言いますと、
葉から抽出する色素量なんて、ハナクソ程で栽培もしなくちゃなりません。
じゃあ作っちゃおうぜってのが人造藍、化学藍、インディコピュアというものです。
これはタールコールから精製するもので、もう草木染めの類ではありませんね。


現在、日本の市場ではこれらを全部【藍染め】というくくりで表現しています。
そして市場に流通している『藍染め』の90%が化学藍による染色商品であります。
(※90%という数字は正確ではありません。推測される数字です。)

↑の文章をまとめると…

●天然藍(すくも藍、沈殿藍)の灰汁醗酵建て
●天然藍(すくも藍、沈殿藍)の化学建て

●化学藍の醗酵建て(割り建てといいます。)
●化学藍の化学建て

と大きく分類することができます。
少々ややこしいですが、ここを押さえておくとグッと藍染の事が面白くなりますので、
最後まで、辛抱強く付き合ってやって下さい。


はい!今日ははここまでです。

※独学ですので、間違った表現や訂正すべき箇所はご連絡下さい。

応援のクリックをお願いします ↓
にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村
↓ すんません。こちらもお願いします ↓
人気ブログランキングへ
[PR]
by blueworksjonnobi | 2010-03-28 18:33 | 藍染の話

藍が寝た。

******************************************
【藍染の通販・販売 天然藍染工房ブルーワークス】
染場からお客様へ!オーガニックコットンを藍染した藍染製品の専門店です。
******************************************

やっちまったよ…。

一週間くらい前からか、
まだまだ色素があろう甕 (カメ) が寝た…。

寝たなぁ~。

コレ完全に … 寝てるなぁ…。


何がいけなかったのか。

温度が悪かったのか。
染める間隔が少し空いたからか。
石を打つタイミングが遅く、アルカリが弱く腐敗したのか。
灰汁の質が悪かったのか。
ふすまが遅く、栄養が無かったのか。
攪拌(かくはん)が甘いのか。

悩めば、悩むほど
ドレも原因のような気がする。(ドレも原因なのだ。)
というか、ケツの青い自分が一番の原因だろうな。


藍は生き物で、目にに見えない菌、自然の恩恵はキマグレです。

…なんてカッコイイことは言えない。

ひと甕にウン万もする【すくも】を無駄にはできない。

趣味ではないのだ。

【すくも】だって藍師が100日かけて醗酵させているのだ。

経験豊富な先輩方なら、うろたえず適切な処置をして復活させるだろうな。

しかししかし。

ここはグッとこらえて自分なりに思うことをやってみようと思う。
c0182784_1772761.jpg

ペーペーの私が言うのもなんだが、

【藍染め】というと、染める行為が仕事のように言われるが
製品になるまで、10の工程とすれば染め自体は1か2くらい。
【すくも】製造から考えると100のうち5くらい。
ほんのちょっとだ。

粉末の色素をポリバケツに溶いたり、還元剤をぶっ込む藍染とはワケが違うのだ。

無論、染色の技術、思う色やムラの無い色を出す手先の仕事も必要だが、
むしろ、染めに入る前までが、すべて!!と思っている。

灰の入手・灰汁作り → 【すくも】仕込み → 藍建て → 日々の管理 →

糸・生地の打合わせ → 精練 → 染色 → 洗い → 機屋



これでやっと、生地が出来上がる。

こういう生地は、思い入れもあるし、絶対に無駄にしたくはない。
裁断したハギレもいつか何かに使いたいと思う。



まだまだ終わらない。

生地ができたら、パターンナーさんと型紙、縫製の打ち合わせ。
縫製を終えて、やっと商品になる。さらにデパートを回る多くの紺屋さんが販売もこなす。

いくつもの会社の協力を得て、ひとつのモノになるのだ。

そしてこの工程の一つをサボると、全てに影響が出てガタガタと崩れる。
あの時、焦ったり、手を抜かなきゃよかったと後悔するハメになるのだ。

絶対というほど自分に還ってくる。

というか何度も何度も痛い目みて、後悔しているのだ。

今回、藍が寝たのも自分の仕事が甘かった。

やっぱり還ってきやがったなコンチキショウ!!

応援のクリックをお願いします ↓
にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村
↓ すんません。こちらもお願いします ↓
人気ブログランキングへ
[PR]
by blueworksjonnobi | 2010-03-20 17:11 | 藍染の話

【CASH FROM ECO】

******************************************
【藍染の通販・販売 天然藍染工房ブルーワークス】
染場からお客様へ!オーガニックコットンを藍染した藍染製品の専門店です。
******************************************

偉大な先輩で、愛すべき変人にペペ黒柳こと黒崎さんという人がいる。
ある時はスタイリストで、ある時はライターで、ある時はロッカーであるが
基本はideology(イデオロギー)というブランドを立ち上げているデザイナーである。

ideologyはロックの精神を忠実に守り、強烈なメッセージを常に発信している
本物のミュージシャンの為にあるブランドである。
【ideology】
屋号からして、まともな生き方をしているわけがない。と安易に想像できる。
c0182784_0283045.jpg

c0182784_0354555.jpg

色々な顔を持つロマンチスト。
少々寂しがり屋なこの偉大な先輩は、釣りが趣味らしいが
魚を釣ったという話は長い付き合いの中で聞いた事が…ない…な。
徹夜で片道3~4時間かけて、わざわざアクアラインを使い
海まで釣りに行ったはいいが、釣竿を忘れたことは記憶に新しい…。

さて。
deologyが春夏にリリースするTシャツに【CASH FROM ECO】なるものがある。c0182784_0331791.jpg

ダンナぁ~。エコは金になりますなぁ~。

昨今のエコブームに便乗して、客をだまし金儲けしている奴らにはヘドが出るぜ。
エコをはき違えてんじゃねぇよ。本質を見ないお前達にも問題があるんじゃねぇか?
だまされるなっ!! 物事の本質を見ろっ!!
車売ってエコはねぇだろ?このクソったれが。

という皮肉をこめたメッセージだろう。う~む。衣食住どの業界でもそうだろうが、
まさに藍染め業界を、テキスタイル業界の現状を象徴しているコピーだな。

この挑戦的な【CASH FROM ECO】シリーズのTシャツですが、

自分にとってはインディゴ染料への挑戦状として、灰汁醗酵建ての天然藍の
ラインをideologyとの初コラボでblue-worksも参戦する運びになりました。

ideologyオフィシャルHPのネット予約限定販売になります。
サンプルが上がり次第、blogにてupしますので、興味のある方はご連絡下さい。

残念な事だが、藍の世界は、もぅ…メチャクチャな状態になってしまっている。

食品産地偽造、耐震偽造と変わらない事が平気で行われている。
市場がとても小さいのと、人命に関わることではないので、管理・審査する団体などない。

そもそも【草の色素の藍】と【化学合成藍】の2つがある事すら殆ど知られていない。

その存在を知っていても、草の色素なのか、合成藍なのか、
または各々をブレンドしているのか、どの様に建ているのか、恐ろしい程に不透明で

その中身は染め場を見学して色々聞かなければ、絶対に分らない。
ましてや商品名(~~染め)では全くもって信用できないのが現状である。
藍の世界は非常にインチキ臭いのである。

テキスタイルデザイナー、服のデザイナー、店員さん、雑誌の編集者だって知る人は少ない。
プロが知らないのだから、消費者に伝わるワケがない。
インディゴ本藍染めとか、インディコ正藍染めとか有り得ない、訳のわからない表現まである。

日本にある藍染め商品の多くはは化学合成藍、いわゆるインディコ染めである。

インディコ染料はタールコールから人工的にインディゴ色素を作る化学染料で
他の染料と何ら変わりは無く、言い方は悪いが、ただの青い染料だ。

染める状態にするには還元剤という劇薬を使用する。
これをいかにも甕(カメ)で行うからややこしい。
土に還るはずもなく、下水に流すわけにもいかない。中和して産業廃棄物として扱われる。

それらを藍染めというのなら、藍染めは環境にも体にも良いわけが無い。
だまされるなっっ!!

応援のクリックをお願いします ↓
にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村
↓ すんません。こちらもお願いします ↓
人気ブログランキングへ
[PR]
by blueworksjonnobi | 2010-03-02 00:50 | 藍染の話

その者、青き衣をまといて。

******************************************
【藍染の通販・販売 天然藍染工房ブルーワークス】
染場からお客様へ!オーガニックコットンを藍染した藍染製品の専門店です。
******************************************

その者、青き衣をまといて金色の野に降りたつべし。
失われし大地との絆をむすび、ついに人びとを青き清浄の地に導かん。


そう。【風の谷のナウシカ】に出てくる伝説の言葉。
『 青き衣 』 とは藍の衣である。c0182784_16582054.jpg


…と解釈しているのは俺だけ
だけど、そう考えるとなんと
力湧く伝説であろうか。


時代は今より
約2000年も先の話-。

そんな先の未来に藍染めは
生きているのか?

いや、5000年前のミラミッド
から藍の布が発掘されている
のだからきっと大丈夫だな。
うん。やっぱり藍の衣だ。



と。まったくもって阿呆なことを考えてみる。
たかが染め物、されど染め物。阿呆なことは、どんどん考えてみよう。


『失われし大地との絆をむすび、ついに人びとを青き清浄の地に導かん。』

自然の恩恵と共に生きてきたハズの我々は、いつしかそんなモノは置いてきてしまった。
失われた神々との共生、失われた人と人との結(ゆい)。

藍の精神が、大事な何かを思い出させ、
もう一度、我々の心を豊かに、清らかにしてくれるのかもしれない。

たかが布っぺら、されど布っぺら。少々脳ミソが溶けてきた事は否定できない。

c0182784_1782534.jpg
84年公開
【風の谷のナウシカ】

81年放送
【北の国から】

もう…

30年も前から。。。








この2作品はやはり外せないのですよ。出町さん。
少々blogを盗みましたがご了承下さい。

いやいや盗みましたよ。あなたの心です!!

ププ~。
あっはっはっは!!

応援のクリックをお願いします ↓
にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村
↓ すんません。こちらもお願いします ↓
人気ブログランキングへ
[PR]
by blueworksjonnobi | 2010-02-21 17:17 | 日々のこと


天然藍染工房blue-works    のブログです。


by blueworksjonnobi

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

Official Homepage


【天然藍染工房ブルーワークス】


藍染の通信販売。
オーガニックコットンを藍染した藍染製品の専門店です。

◆◆◆ N E W S ◆◆◆

【カフェ休業のお知らせ】
カフェ・ギャラリーは只今
長期休業しております。
お間違えの無いよう
何卒宜しくお願いします。

【藍染体験のご案内】
天然藍を体験してみたい方や
染めて欲しい布や糸がある方は
お問い合わせ下さい。
℡048-984-7433


◆◆◆ L I N K ◆◆◆

【つれづれ雑記帳】
版画家/イラストレーター
野見山 響子さんのblog
兎とか羊とか旅してます。

【新!泥声人語】
陶芸家/アートディレクター
出町 光識さんのblog
art! art! art!
陶芸家というより、美術家。

【cafe furacoco】
野田にある古民家カフェ。
本当に食べたい飯が
ここにはありました。

【Daisuke Nakagawa】
フョトグラファー
中川大祐さんのblog
ヤツの写真はエロ切ない。

【TANGIERS CAFE】
草加のお洒落cafe&bar
男臭くて好きだなぁ。

【 OPUS 】 
Handmade shoes
靴作家
井竹宏幸さんのblog
ここぞって時に履きたい靴。

【 himecov 】
料理人
清水 愛さんのblog
心あるケータリング。
響くわ。

【江州屋メモ】
昭和2年築のゆらゆら
ガラスの商店には鍛鉄作家
加成幸男さんの鍛鉄作品
が並んでます。

【着物の葛籠】
着物スタイリスト
鳴海 彩詠さんのblog

【RIKA ARAI designs 】
デザイナー/パタンナー
荒井リカさんのblog
ワールドワイドな作家。

【あの扉開くまで。行くのだ。】
木製の椅子
Vo/シマダユリカ
G/松澤雅城のblog
お前らカッコ良すぎ!!!

カテゴリ

全体
藍染の話
カフェの話
古民家の話
生地の話
おもしろき人々
日々のこと
映画の話

以前の記事

2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月

最新のトラックバック

タグ

(72)
(44)
(33)
(30)
(26)
(23)
(17)
(11)
(10)
(5)
(5)
(5)
(5)
(4)
(4)
(4)
(2)
(2)
(1)
(1)

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧