gentenのカットソー。

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【藍染の通販・販売 天然藍染工房ブルーワークス】
染場からお客様へ!オーガニックコットンを藍染した藍染製品の専門店です。
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数年前、とても大切な仕事を頂いた。
genten / dan gentenのカッソトーの染色である。

人間も自然の一部という原点に立ち返るという理念で新しい
ライフスタイルを提案するブランドである。
【Kuipo】

自分にとって、とてもプレッシャーのかかる仕事だったが、
とても勉強になったし、その時得た経験と人脈が今に繋がっている。

オーガニックコットンが浸透し、天然繊維・染料への関心が高まる中
醗酵建ての藍をプランドが採用し、それを世間はどう評価するのか。

これは藍染めという、きわめて扱いにくいアイテムの行く末と
今後の可能性が問われる仕事であったと思う。

天然藍の復興を夢見みた若造はgentenの門を叩いたのだ。
そして右も左も分からぬ若造の情熱を製作チームは温かく迎えてくれた。

期待と程良い緊張感に包まれた日々は、とても充実していたし、
その緊張から開放されたときは成し遂げたという達成感に満足した。

と同時に今後、越えなければならない多くの課題が残る仕事でもあった。
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藍は生き残れるのか-。

醗酵建ての藍は、染料としては間違いなく素晴らしいもので完璧である。
少々勇気がいるのだが、一度その敷居をまたいだ者は、その魔力に魅了される。

洗脳されるといったら誤解があるのかもしれないが、ある意味、信仰心のようなもので、
その魔力にどっぷり浸かっている自分が言うのだから間違いは無い。

では、なぜ廃れたのか。何が問題なのか。

それは最大の長所であり短所でもあろう生産効率の悪さである。
皆さんの想像より遥かに悪いのである。
これは染織に限ったことではなく、工芸の世界は殆どの工程が手仕事で行われる為である。

すなわち、高い。
人件費なるものがとても高い。
さらに藍の場合、染料のもと【スクモ】がものすごく高い。

もちろん、それこそが工芸の真髄と言われれば、異論は無いし日本が誇る素晴らしき
手の仕事は残すべき文化であろう。しかしそれは産地や伝統ある先生方に任せればよい。

自分のやるべき仕事は天然藍の復興である。
そもそも藍染めという染料は、一般の民のものであった。
着物でなく、美術品でもない生活の一部になる藍を見てみたい。

【用の美】という言葉にあるように (これは自分にとっての解釈だが)
使ってナンボ、使われてナンボ、ボロボロになってさらに美しくなるのが理想である。

民の芸術というならば、
ある程度の量産を考えて世に出したい-。
ある程度買える価格で世に出したい-。

gentenの仕事を一つのポイントに、量産と価格という最大のテーマが掲げられた。

情熱ある機屋の旅へ-。
機屋の期待に答えられる工房の技術を-。
そして何より直売できる店づくりを-。

すべてはここからから始まったのだ。
gentenは自分の原点でもあるのだ。

あの頃の情熱を忘れてはいけない。
このフードカットソーに込めた心を忘れてはいけない。

今一度、原点に返り自分のモノ作りを見つめ直してみることにした。


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by blueworksjonnobi | 2010-01-30 02:27 | 藍染の話


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